グランドスタッフは顔採用って本当？→全部は否定できない採用裏話

航空会社で働く人は、キレイな人が多いというイメージがありませんか？

特に女性の活躍が目立つCAと空港で働くグランドスタッフは華やかなイメージもまだ残っており、『顔採用』という噂もちらほら。

このような容姿のことが気になる就活生も多いはず。

グランドスタッフの採用試験をお手伝いした経験がある私が、採用時の容姿がどのくらい大切なのかお話します。

顔採用は本当？グランドスタッフの採用試験

航空会社の採用試験、特にCAとグランドスタッフは美しさや可愛さがないと受からないと思っていませんか？

もちろん顔だけで採用しているわけでありません。

しかし少なからず、一定の基準は存在しています！

でも安心してください。

アナウンサーみたいに狭き門ではないので、意識すれば皆さんクリアできますよ。

一定の基準って？

日系航空会社の場合は、

だいたいこの3つの基準をクリアしていたら、大丈夫です。

顔だけで考えたら、こんな人は採用されません。

採用されない人

よくホワイトニングをするべきかと聞かれますが、しなくても大丈夫です。

また歯並びに関することでいうと、八重歯があっても大丈夫です。

また日系グランドスタッフの場合は、歯の矯正をしても怒られない会社がほとんどです。

気になるのであれば、歯の裏矯正をおすすめします。

また老弱男女を相手にする職業なので、業務中のおしゃれは不要です。

過度な日焼けやギャルメイク、スッピンなの？というくらい、うっすいメイクは逆に不健康に見えます。

そして受験生の髪の毛は、地毛か黒髪がベストです。

黒髪でポニーテールかお団子ヘアが多いですね。

そして結んだ時に、おくれ毛があったりとボサボサだと疲れている印象になるので気をつけてください。

ケープで固めたり、マトメージュなどできちんと整えてくださいね。

健康的で清潔感をだして、+αとして笑顔が素敵だったら最高ですね！

どんな容姿が好まれる？

昔から、各企業別に容姿に関して言われていることがあります。

ANA	JAL
・丸顔、たれ目、タヌキ顔 ・可愛い系が多い	・面長、釣り目、キツネ顔 ・キレイ系が多い

え、なにそれ？って感じですよね。

でもあながち間違いないなとも思ったり…。

結局は、面接官の顔の好みが反映されているだけです。

JALの面接官がたれ目が好みなら、たれ目の子が採用されます。

航空会社毎にどんな容姿がいいかなんて、決まりはありません。

全身写真で雰囲気をつかんでいる

CAやグランドスタッフは、エントリーシートと一緒に全身の写真を送ることがあります。

なぜ全身の写真が必要かと言うと、その人が制服を着て働いている姿をイメージするためです。

その際に体型がふくよかすぎると、選考から漏れてしまうこともあります。

また接客業のため、写真から親しみやすさがでているか、明るいかなども確認しています。

身長や体型に制限はあるの？

航空会社の女性って、スラっとしているイメージがありますよね？

でもそれはヒールの靴で誤魔化しているからです。

そもそも日系航空会社には、身長制限はありませんよ！

グランドスタッフには身長制限はない

グランドスタッフには、身長制限はありません。

背が低かろうと、高かろうと身長が理由で落とされることはないです！

背が高くすらっとしている女性が多いのは事実ですが、150㎝前半の同僚もたくさんいました。

外資のCAは身長制限を設けているところも！

日系航空会社のCAは、身長制限がありません。

しかし155㎝くらいは欲しいところですね。

上の荷物入れに手が届かなければならないので、靴を履いても届かない場合は厳しいかもしれないです。

一方で外資系航空会社のCAは、身長制限がある場合が多いですね。

だいたい160㎝以上だったり、手を伸ばしてどのくらい届くか、リーチ制限を設けたり。

詳しくは気になる外資系航空会社の採用ページで確認してみて下さいね！

体型は多少関係がある

日系エアラインは、身長制限はないと言いましたが、

体型は多少関係してきます！

理由は、制服のサイズには限りがあるからです。

特にCAは狭い通路を歩くので、恰幅が良いと邪魔よね？

それに

ワガママボディー=自己管理が出来ていない

と、判断されるので不採用になることが多いですよ。

入社後にストレスや座り仕事が増えたため、どんどん太っていく女性も少なからずいます。

日系エアラインの場合、太ったから解雇！にはならないため、ピチピチの制服を着て業務をしていることもあります。

そのため、恰幅が良い女性を見たら入社後に太ったのかな？と思ってください。

（ちなみに制服更新時期に、サイズ変更可能）

実際に採用試験を担当して感じたこと

最後に私が採用の担当していた頃の話を、話せる範囲でご紹介します。

まず最初の面接は、

ほぼ第一印象しか見ていない！ですよ。

志望動機などの内容は、よっぽどひどくない限り気にしていません。

面接官は管理職が実施することが多く、若い人だと30代前半くらい、最終面接だと役員になります。

女性の面接官もいますが、おじさん面接官の場合、

1日に何回も面接していたら、み～んな同じ顔に見えてくるそうです。

1次面接は集団面接のため、1日に数十人の面接をします。

みんなキレイにまとめた髪の毛をして、前髪は横に流しているから同じに見えてくるそうな。

だから容姿よりも、立ち居振る舞いを含めた第一印象が重要なのです。

内定辞退者も多い

航空業界は人手不足と言われており、昔ほど狭き門ではなくなりました。

特に空港で働きたいと思う人の数が減り、内定を出しても辞退する人が多くなりました。

JALやANAなど企業名が大きいので、滑り止めで受験している人がとても多いんですよね。

グランドスタッフは、CAが本命の人は必ず受けますからね。

仮に採用しても離職率が高いので、3年以内に去る人が多いのが現状です。

まとめ：『容姿から健康的で清潔感を出す！最初の面接は第一印象が、合否を決める。』

1次面接は第一印象が大切です。

1次が通れば、あとは外見よりも内面勝負です。

昔は採用条件に「容姿端麗」と書かれていた航空会社もありました。

今はそんなことはありません。

顔採用よりも、立ち居振る舞いや声のトーン、表情を含めた第一印象が大切ですよ！