もう2歳、3歳になのに抱っこばかり求められて、歩けるのに全然歩かない。
少し歩いてすぐ抱っこ〜で、親の腕も腰も限界!
たくさん歩いてくれる子供になるには、どうしたらいいの?
上記のような悩みを持っているママ、パパも多いですよね。
私も同じような悩みを抱えていました。
我が子は抱っこされるのが大好きな子です。
それはまもなく3歳になる今でも変わりません。
それでも2歳になりたての頃より、たくさん歩いてくれるようになりました。
以前の娘は、
- 車から保育園の入り口まで、抱っこ
- スーパーでベビーカーを借りても、結局抱っこ
- ベビーカーで公園に行っても、帰り道は抱っこ
と、事あるごとに抱っこを求められていました。
私も理由を説明し断ったりもしますが、泣いたり癇癪を起こしてしまい結局抱っこする始末。
抱っこは子供とのスキンシップの一環なので、たくさんしてあげてもいい行為です。
しかし体重が12kgを越えたころから、私の腕と腰が悲鳴をあげ始めました。
少しずつ抱っこを減らしていきたい。
そこで育児書を数冊読んで、何か解決案はないかとも調べてみました。
すると幼少期は『外遊び』や『歩く』ことが重要と多くの書籍に書いてありました。
そこで娘のために(私の体力のために)と、歩く知育を始めてみることに!
- 抱っこ大好きから、歩くようになった方法を知りたい
- 抱っこは限界だから、歩く子になって欲しい
- 他の人の育児ノウハウを知りたい
私が歩く知育を取り入れて、半年が経ちました。
抱っこ大好きな子供がどのように変化していったか、実際にやってみたことなどまとめてみました。
一緒にたくさん歩いてくれる子供を育てましょう!
現在どのくらい歩くようになったの?
娘と歩くことを意識しながら過ごして半年。
抱っこ大好きガールが、どのくらい成長し歩くようになったかお伝えします。
- 保育園の帰り道に1.5km歩く
- 「抱っこやだ、歩く!」と言うようになる
- 歩き疲れたらしゃがんで休憩→抱っこを求めることも
今でも抱っこを求めることはありますが、それでも以前よりはだいぶ減りました。
『抱っこ=移動手段』になっていたところ、今では座りながら抱っこ(ハグ)が定番になりつつあります。
抱っこしながら移動することが減ったので、私の身体の負担も軽くなりました。
高いところのものを取りたい時にも抱っこしてーと要求されるね。
お菓子を高い場所に隠しても、抱っこして~と言い探すよね。
1歳の頃にたくさん歩かせればよかった?
娘が1歳の頃は保育園に通っていなかったので、ほぼ毎日公園やお散歩など「外遊び」は実施していました。
しかし歩くことに関してはあまり意識しておらず、移動は車かベビーカーでしていました。
公園内では娘のペースに合わせて歩いたりしていましたが、少し歩いては抱っこ~の連続でしたね。
歩き始めたころから、「歩くのが楽しい!」をもっと伝えて意識していたら、変わっていたのかなとも思ったり。
しかし2歳からでも十分歩く子になるので、どんな種まきをしてきたかご紹介します。
どのような事を実践したのか
私が実践した自ら歩くための方法はこちらです。
- 近所の公園や保育園の帰り道は歩いていく
- 色々な道を歩いてみる
- 子供のペースに合わせ、声掛けをしながら歩く
- 親は心と時間に余裕を持つ
近所の公園や保育園の帰り道は歩いていく
ベビーカーや車の移動手段を絶ち、歩いていくことにしました。
近所の公園は徒歩10分以内で到着するので、娘も歩いたり最近だとストライダーを乗りながら向かっています。
平日は保育園のお迎えを歩いていくようにしています。
保育園から家までは、大人の足で片道約20分(1.6km)の距離があり、大人でも疲れてしまうことも。
仕事がギリギリになることもあるので、毎日は難しいですが週に2回は歩いて帰るようにしています。
最初のうちは1km以上抱っこをして帰っていましたが、ここ最近は途中疲れて抱っこはするもののほとんど歩いて帰ってくれます。
お迎え時はボーンブーンのヒップシートを愛用中
色々な道を歩いてみる
平坦な道や景色だと、子供も飽きてしまうもの。
そんな時は、いつもと違うルートを歩いてみることもあります。
また点字ブロックなど道に凹凸があったり、少し高くなっているブロック塀(縁石)を見つけて歩いてもらったり。
子供って高い場所を歩くのが好きですよね。
安全に考慮しつつ手を繋ぎながら、高い場所を平均台感覚で歩いています。
子供のペースに合わせ、声をかけながら歩く
歩いていると季節の花を見つけたり、虫や鳥、動物を見ることがありますよね。
そんな時は立ち止まって、子供のペースに合わせることもあります。
この前は野良猫がいて、「白と黒の猫、2(匹)いるね~」と言ってました。
また保育園帰りは暗くなります。
「あ、おつきさまだ、おつきさまこんばんは」と言って絵本で得た言葉を言ったり。
この絵本を寝る前に読み聞かせしてます。
また歩くときの声掛けは必須です。
歩いている時は五感が刺激され言葉を吸収していきます。
目に見える色・文字・名前・交通ルールなど、教えながら歩いています。
歩道がない道路で車が来たら、娘自ら「車来た!危ない!」と立ち止まったりするようになりました。
常に何かしらお喋りをしながら歩いてますが、時には一緒に歌いながら帰ったりしています。
たまに大声で歌ってる
親は心と時間に余裕を持つ
これが1番大切なことじゃないかな~と思うのが、「親の余裕」です。
歩くよりも他の手段を使った方が、目的地に早く到着しますよね。
子供と歩くと色々と脱線して、目的地に到着するのが遅くなることが多いです。
それでも『幼少期は歩くことに意味がある』という意識と心の余裕を持って取り組まないと続きません。
天候に左右されるので、出来る日から実践してみるのもありかと思います。
朝の保育園の送迎は、絶対に車です。
私も仕事があり、時間的に余裕がないからね!
疲れてしまったら?
子供が疲れて抱っこをねだってきたら、私は抱っこをするようにしています。
でも一度抱っこをしてしまうと、なかなか降りたがらないんですよね。
そんな時は次の目的地を決めて、そこまで抱っこをしその後はまた歩いてもらうよう説明しています。
また声掛けもバリエーションを増やして、状況に応じて実施しています。
「学校の前に着いたら、お兄ちゃんお姉ちゃんが見てるよ~かっこよく歩こうね~」
「ママは腕が痛くなっちゃった、ここからは少し歩けるかな~」
「足さん頑張れ~歩けるおまじないだよ~」
「公園まで歩いたら、一緒にお菓子食べよ~」
「あそこの電柱までよーいどんしようか」
ま、試行錯誤をして声掛けをしても無理な時は無理なんですけどね。
「さっさと歩いて!」「歩かないと置いていくよ」「歩かないと家にいれないよ」など、
脅しや否定的な言葉は使わないよう気を付けています。
心に余裕がないとできないよね。
なぜ幼少期は歩くことが大切なの?
最後になぜ歩くことが大切かをまとめてみました。
モンテッソーリ教育の本から学んだ知識ですが、生後6ヵ月から4歳半頃に『運動の過敏期』があります。
特に0歳~3歳は最初の運動過敏期で、はいはいや歩くなど全身を使った運動の力を得ます。
運動の敏感期は、机に座ってじっと何かを学ぶよりも、自分の身体や手先を動かして学び吸収していくことが得意な時期です。
この時期にたくさん歩くことで、体幹を鍛え手足が器用に使えるようになります。
手指の運動と脳の発達は密接な関係にあるので、この時期に大切なことが『歩くこと』です。
行動範囲が広がり、ただ歩くことが楽しい時期です。
目的も持たずにただ歩くのが楽しいと思えるのは、この時期だけです。
脳の発達には、指先をたくさん使うことが良いとされている!
5歳ころになると歩くことは、目的地までの移動手段になります。
そうすると、運動の過敏期は終わってしまうそうです。
過敏期をより詳しく知りたい人には、こちらの本がおすすめです。
年齢×1km歩くといい
歩くと言ってもどのくらい歩けばよいかわかりませんよね。
よく言われているのが、
2歳なら2km、3歳なら3kmと年齢×1kmが目安とされています。
大人で考えたら大変なことになりますよね。笑
まとめ:「歩くことの大切さを知り、少しずつ抱っこ=移動手段を絶ち切ろう」
幼少期に大好きな人に抱っこされることは、親子の信頼関係を築く上で大切なことです。
しかし、抱っこ=移動手段ではありません。
幼少期によく歩く子は、体力がある子供に育ちます。
小学生以降も集中力が高まったり、意欲的になるなどいいことばかりです。
すぐに年齢×1kmを歩くのは難しいですが、子どものペースに合わせ、少しずつ歩行距離や時間を増やしていくことが重要です。
また親子での散歩を通じて、子どもは身体的な健康だけでなく、社会性やコミュニケーション能力も獲得します。
歩くのが大好きな子供になるよう、幼少期から「歩く」を意識し一緒に「歩育」をしていきましょう!
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