みなさん、『旅育』という言葉はご存じですか?
近年では、旅育プランが出ている旅行会社や学校が主催する旅育プログラムなども増えてきており、より多くの人々が旅を通じて学びを得ることができるようになってきています。
旅育とは『旅行』と『教育』を組み合わせた造語であり、旅行を通して子供の成長を促すことを指します。
- 旅育は何歳から始めたらいいのか
- 旅育の効果
- 旅育のポイント
- 私が2歳から実践している旅育
私は旅行が趣味です。
子供が生まれてからも年に数回は家族旅行をしています。
せっかく旅行をするならと、2歳になったタイミングで旅育を取り入れてみることに。
2歳から旅育ってどうなの?早すぎない?と思われがちですが、現在は親が主導権を握りゆる~くスタートしている状態です。
この記事には、私が2歳の頃から意識して行っていることもご紹介しています。
私は家族で旅行をするために日々働いている!
お~次はどこいこうか?
旅育は何歳から始めたらいいの?
旅育を始めるのに明確な定義はありませんが、『旅育BOOK』の著者である村田和子さんによると、
旅育は言葉を理解し始める3歳から9歳までがベストな年齢と言われています。
言葉を理解できていくと同時に、脳の基礎が出来上がるのが9歳頃となんだとか。
小学生高学年になると、反抗期や中学受験の勉強、友達と遊ぶことを優先するようになり家族旅行をする機会が減ってきます。
それはごく自然な流れなので、仕方ありません。
そうです。
家族旅行には賞味期限があります。
著書『旅育BOOK』の中でもこの話をしていて、私はとても心が動きました。
私も子供と限られた時間の中で、旅行を通して生きる力を学んでほしい。
そして子供には人生のプラスになる何かを見つけて欲しい。
そう思い、旅育について考えてみることに。
私は2歳から旅育を取り入れてます。
でもこれから始めようと思っている人は、3歳を目安にはじめてもいいかも!
おすすめの本
私が旅育について参考にしている本は、『旅育BOOK』です。
2018年に出版された本ですが、メルカリでは今でもすぐ売り切れるほど人気の本です。
この著書には『旅育』について冒頭でこう表現しています。
旅育とは旅と通じて子供の「生きる力」を育むこと
生きる力とは「自己肯定力」「コミュニケーション力」「知恵を育む力」
自分らしく豊かで幸せな人生を歩んでほしい
旅育BOOKより引用
この考えが、私達の教育方針に近いのでとても共感できました。
そして『私もこの本を参考に、旅育に力をいれてみたい』と思うようになりました。
旅育に興味がある人は既に読んでいるとは思いますが、まだの人は絶対に読むべき1冊ですよ。
幼児から始める旅育のポイント
ただの家族旅行と旅育を取り入れた家族旅行の違いは何でしょうか?
旅育と聞くと【旅を通して知育する、親が子供に色々と教える旅行をする】と勘違いしてしまいがちですが、そうではありません。
子供と一緒に考え、親も子も旅行を楽しむ
この姿勢が旅育をする上で大切になってきます。
では幼児に取り入れる場合、どのような工夫が必要でしょうか?
私が2歳前半の頃から旅行時に取り入れていることも含め、具体的な例をあげて幼児から旅育を始めるポイントをまとめました。
子供と一緒に考える
家族旅行は、親が行き先を考えることが多いですよね。
家を出る時間や持っていく持ち物なども親が子に伝え、計画から実行まで親主体で動いてしまいがちです。
旅育を取り入れるのであれば、計画の段階から子供を巻き込みましょう。
計画の段階から子供を巻き込むことで、子供の考える力を養うことができます。
行き先から一緒に決めてもよし、行き先は親が決めてやりたいことを一緒に考えてもよし。
2択で決めてもらってもいいですし、ガイドブックを見ながら決めても楽しそう!
2歳児との旅育
我が家の家族旅行は、親が行き先を決めています。
その後子供に地図の絵本を見せながら、どこに行くのか、移動手段は何かを一緒に考える時間を設けています。
娘とは北海道によく行くので、地図の絵本を見せた時に北海道を指さして「ばあば、ここ!」と言って教えてくれます。
北海道はどうやって行くの?と聞いたら、「ぶーんで行く!」と答えてくれます。
※ぶーんは娘語で飛行機のことです。
あとは持っていく洋服を、子供に選ばせてます。
自分で物事を選択できる子に育てたいので、洋服選びは日常から行っている行為です。
柄×柄の派手な組み合わせの時もありますが、本人が満足ならOK!
まだ洋服以外の持ち物は私が準備をしていますが、娘に「何が必要かな〜?」と話しかけながらしています。
しかーし現実は甘くありませんね。
服は手あたり次第詰めるし、一度まとめた荷物を全部出されたり、大きすぎるおもちゃを持って行くと言われたりすることも。
まー準備が進まない!
私が1人で準備した方が、何百倍もラクなんですけどね。
娘の成長のためと思って、心と時間に余裕がある時は一緒に準備してますよ。
保育園のコーデは、いつも自分で決めているよ!
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お金をかけなくてもいい
家族旅行聞くと、時間とお金をかけて遠方に出掛けるイメージですが、そうする必要はありません。
どこに行くかより、何をするかが大切です。
新幹線や飛行機での旅行は年1、2回であとは近場で出来る旅育で構いません。
幼児は知らない世界がたくさんあります。
お金がなくても、五感を刺激することができます。
2歳児との旅育
私は季節毎に娘とやりたいことをリストアップしています。
もちろん全部は網羅できませんが、休日の時にリストの中から選んでお出掛けをすることも。
ここでは、2歳の娘と近場でやりたいことリストの一部をご紹介しますね。
春にやりたいこと
- 公園でお弁当持参のピクニックをする
- 果物狩りをする
- 春の花を探し、花飾りを作る
夏にやりたいこと
- 打ち上げ花火を見る
- お祭りにいく
- カブトムシやバッタなど本物の虫を見る
- 海水浴をする
秋にやりたいこと
- 落ち葉を拾って落ち葉アートをする
- 秋の食材を買いに行って、一緒に料理をする
- ハロウィンで仮装パーティーをする
冬にやりたいこと
- 雪遊びをする
- クリスマスのイルミネーションを見る
近場の散歩でも意識しているのは、本物に触れること。
公園で虫を見つけたら、娘に声をかけて一緒に見てみる。
「蛙は雨が好きなんだよ~」と言われ、一緒に保育園の帰宅途中に探すことも。
絵本や画面で見るだけでなく、本物に触れることで見る・聴く・触れる・味わう・香るなどの五感で何か大切なことを感じて欲しいと思っています。
もう少し成長したら、コンサートに行ったり物作り体験をしてみたいですね。
最近の娘は「なにこれ?」と質問するのがブーム!
答える方も大変だけど、学ぶのが楽しいと思ってくれたら嬉しいな。
思い出を残す
幼少期の家族旅行の記憶は、年齢を重ねるにつれて薄れていくものです。
そのため写真や映像で残して、後々に振り返りをするときの記憶のサポートが必要です。
陶芸体験やガラス工房などで物作り体験をし、形に残るものでもいいですね。
もちろんお土産でもいいと思います。
その物を見たら記憶が蘇る、楽しかった旅の思い出が日常でもプラスに働きかけます。
2歳児との旅育
遠方に泊まる旅行をした時は、アルバムを作って写真を残すようにしています。
また現地でプロに撮ってもらった家族写真があるなら、そちらを購入することも。
アルバムは娘の手の届くところにおいて、好きな時に見返せるようにしています。
娘は写真を見るのも撮られるのも好きなので、たまにアルバムを見ながら『ミッキー行きたーい!』と楽しかった旅行を思い出しています。
毎回アルバム作りが面倒であれば、1年間まとめて作るのもありかと思います。
私はしまうまプリントでフォトブックを作っています。QRコードで動画も残せますよ。
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私はこのブログに旅の思い出を残してます!
娘が大きくなるまでブログを続けるのが目標。
幼児から始める旅育の効果
旅行は子供にとってよい刺激を得ることが多いと言われています。
そして『旅育』を幼児から取り入れるとどんな効果があるのでしょうか?
私が幼少期から旅育を取り入れて感じた効果はこちらです。
- 家族の絆が深まる
- 社会のルールを学べる
- 色々な人と関わり世界観が広がる
- 子供の自信や知識を深めることができる
家族の絆が深まる
家族で旅行することで、一緒に楽しい時間を過ごすことができ、子供の心の安定にも繋がると言われてます。
例えトラブルがあったとしても、その時の対処方法を家族で考え解決することでより絆が深まりますよね。
また親は家事をサボれますし、非日常は親のリフレッシュにもなります。
家事をしなくていいのは本当に嬉しい!
社会のルールを学べる
旅先では社会のルールに従って行動しなくてはならりません。
電車や飛行機などの公共の乗り物での過ごし方など、社会のルールも旅を通して学ぶことができます。
小さい子と公共の乗り物に乗るのは少し気が引けますが、事前に乗り物の本など活用してイメージさせると楽しく乗れるかもしれませんね。
幼児の場合は、散歩をする時などに信号のルールや車の危険性を伝えるのも大切ですね。
娘は車通りが多い場所は、「ブーブー危なーい、手を繋ごう」と言ってくれるよ。
色々な人と関わり世界観が広がる
世の中には自分と異なった人種がいて、さまざまな価値観が存在すること、
今住んでいる場所が、全てではないことを旅行を通して知る事ができます。
小さい頃から異なる文化を学ぶことで、偏見なく育ってほしいですよね。
海外旅行は頻繁に行けなくても日本国内には方言があったり気候が違ったりと、今住んでいる場所と違う文化や気候があります。
ホテルやお店の人など、普段話さない人とその土地の言葉で会話することもあります。
そういった経験が今後のコミュニケーション能力の向上に活かされます。
人見知りをするタイプだった娘も、自ら挨拶ができるようになりました。
子供の自信や知識を深めることができる
新しい環境に身を置くことで、子供たちは自己を見つめ直す機会を得ます。
そして様々な経験をすることで、自信に繋がります。
また幼少期から本物を見ることで、学校の授業とリンクしイメージしやすくなる効果もあります。
小さい頃の経験が、今後の人生に大きく影響していくことは間違いありません。
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まとめ:『家族旅行をするなら旅育を取り入れてみよう』
あるアンケートによると、子供の時に家族旅行の経験が多かった人ほど、
精神が安定して自主性やコミュニケーション力が高いという結果が出ています。
せっかく旅行をするなら、『子供と何をするか』を考え旅の計画をしてみませんか?
- 旅育の黄金期は、3歳から9歳頃まで
- どこに行くかではなく、なにをするかが大切
- 旅で得た経験が今後の人生にも役立つ
- 親も非日常を味わえ、ストレス発散になる
ただの旅行ではなく、子供に問い一緒に考える旅育。
実は親が気が付いていなかった子供の一面も、見ることができるかもしれません。
私は自身の子供がどのような人生を歩んでもらいたいかを考えたとき、
困難なことがあってもセカンドベストを見つけ出せたり、解決策を導き出せる大人になってもらいたいと思っています。
つまり生きる力を持った大人になってほしい。
そして旅育を通して、居場所はここだけではない、世界は広いと子供に知ってもらいたいです。
あなたも子供の生きる力を育みたいなら、次の旅行から『旅育』を意識してみてはいかがでしょうか?
娘の成長と共に旅育の効果や結果を、ブログで報告しますね。