札幌ドームは北海道で1番大きな会場で、ライブやコンサート、各種イベントに使われています。
東京ドームや京セラドームに比べると、札幌ドーム公演は当選する確率が高いとも言われており、遠征組の参加も多い会場です。
そんな札幌ドームですが、ライブ終了後は規制退場が行われます。
その規制退場が他のドームと比べて、ものすご~くひどいのです‼
- なぜ規制退場が行われるのか
- どうしたらスムーズに帰れるのか
- 過去、どのような順で退場できたのか
ライブの熱量のまま飲みに行きたい気分になっているのに、げんなりの規制退場。
でもあらかじめどんな流れで退場するかを知っているだけで、イライラは半減されますよね。
私も嵐や安室ちゃんのライブなど数回札幌ドーム公演に参戦したことがあります。
特にライブ後に飛行機やJRに乗る人は、知っておいて損はない情報をまとめてみました。
ネーミングライツで、2024年7月より【大和ハウス プレミストドーム】に変わりましたが、仕様は以前の札幌ドームのままです。
この記事では、札幌ドームの愛称のまま説明していきます。
地元民が伝える、札幌ドームの規制退場!
なぜ札幌ドームは、規制退場が行われるのか
SNSでも札幌ドームの規制退場に関して、クレームの声があがっています。
- 札幌ドームの規制退場は、ハケ悪くて出るのに時間がかかる
- アンコールまで堪能した結果規制退場に巻き込まれ、特急に乗り遅れそうになり激走した
- 札幌ドームの規制退場の最後の方は罰ゲーム、吹雪の中タクシー乗り場で2時間待ち
- 規制退場下手過ぎ、終演から1時間経ってやっと福住駅
5大ドームの中で1番退場に時間がかかる会場が、札幌ドームなのです。
札幌ドームの規制退場がここまで厳しいのには、2つの理由があります。
- 出口が北ゲートと南ゲートの2か所しかない
- コンサート会場からの主な帰宅手段が、地下鉄かバスしかない
出口が北ゲートと南ゲートの2か所しかない
札幌ドームのライブ時のキャパは、約5万3千人です。
その人たちが公演終了後に一斉に2つしかない出口に向かったら、人雪崩が起きて死亡事故が起こりかねません。
それに規制退場が行われていても出口は大混雑しています。
札幌ドームから外に出るまで、20~30分はかかります。
またアリーナ席から、直接外に出る扉はありません。
札幌ドームでアリーナ席に行くためには、スタンド席から長い階段を下っていく必要があります。
入場時は皆さんバラバラに入るので混雑しませんが、退場時は規制退場をしないと通路が大混雑し転倒の恐れもあります。
アリーナ席の場合、退場時は長い階段を登るので息切れしている人も多数見かけるよ!
出口を把握しないと、大変なことになる
札幌ドームを出た後、地下鉄に乗るのかそれともシャトルバスに乗るのかで出口が変わります。
- 地下鉄に乗る→1階の北ゲート側へ
- バスに乗る→2階の南ゲート側へ
1階は北ゲート側への一方通行ですし、2階は南ゲート側への一方通行です。
万が一出るゲートを間違えても、南北連絡通路を通って目的の出口に行くことは可能です。
しかしこの通路も地下鉄に向かう方面は混雑するので、注意です。
コンサート会場からの主な帰宅手段が、地下鉄かバスしかない
会場を出てからも混雑状況は続きます。
来場者の半数以上が地下鉄福住駅に向かい、残りの人はバスか自家用車、タクシーに乗ります。
福住駅周辺にはホテルがないので、遠方組は色々と便利な札幌駅や大通駅周辺にホテルを取ります。
地下鉄福住駅からはすすきの・大通・札幌駅と主要駅に行けるので、利用する人が多いのです。
札幌ドームから地下鉄福住駅へは徒歩で10分程度ですが、ライブ後は道も大混雑しているので歩いて20分くらいかかります。(雪道はもっと時間がかかります。)
そして地下鉄福住駅に到着してもなお、混雑が続いています。
地下鉄福住駅は始発駅なので、全員同じ方向に乗車します。
朝のラッシュかよ!と言うぐらい、満員でギューギューです。
多くの人が大通駅や札幌駅まで乗車するので、札幌駅までの約15分程度は我慢しなければなりません。
札幌駅に到着後するころには、すでに人の波に疲れてヘトヘトになっている人もよく見かけます。
通常時は札幌ドームから札幌駅は徒歩+地下鉄で30分くらいですが、規制退場後は早くて1時間、最悪2時間かかることもあります。
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バスが運休!?
実は2024年から札幌ドームと各駅を結ぶバスが、運休もしくは減便しています。
理由はバスの運転手不足です。
2024年11月にSnow Manが札幌ドームでライブをしますが、その時もどうなるかわかりません。
バスが運休になると、ほぼほぼ地下鉄に流れていくので尚更帰宅時が大変なことになります。
タクシーもありますが…こちらも長蛇の列でいつ乗れるかわからないです。
どうしたらスムーズに帰れるのか
飛行機や特急電車を予約しており、コンサート後スムーズに帰るにはどうしたら良いでしょうか。
まず札幌ドームの規制退場は、スタッフも厳しいです。
アンコール後終演近くになったら、すでにバリケードが設置されて規制退場の準備が整いスタッフが数名スタンバイしています。
規制退場前に帰るならどうしたらいいでしょうか?
アンコールは諦める
アンコール曲を1、2曲聞いて、最後の挨拶まで会場にいることを諦めるしかありません。
特にアリーナブロックの場合は、アンコール途中で抜けたものの階段を登っている最中に規制退場になってしまうこともあります。
またフロート通り道などになると、一時的に通行禁止になります。
抜けるタイミングって難しいですよね。
アンコール曲は何曲あるか分からないときもあるし…でも最後の曲まで聞いてから動くと既に遅いです。
航空券やJRのチケットを見せる
これは私もしたことがありますが、飛行機の予約が書かれたスマホの画面やJRのチケットを見せると、規制退場中でも案内してくれます。
しかし、この場合も初動が大切です。
規制退場が始まってからだと、もう手遅れです。
札幌ドームの会場内からは出れますが、その先の出口までの通路は人だかりです。
建物の外に出るには相当時間がかかり、更に地下鉄福住駅方面に行く北ゲートは大混雑。
地下鉄福住駅でも入場規制が行われているので、飛行機のチケットがあるから優先される~と思ったら大間違いです。
まだ大丈夫…ではなく、余裕を持った行動を!
乗り遅れても補償はない
JRや飛行機に乗り遅れても、それはお客様責任のため補償は一切しません。
特に飛行機の場合は、ドームツアーが開催される時は最終便まで満席のことが多いです。
空席待ちをしても乗れなくて、翌日の午前中も満席の時もあります。
ちなみに新千歳空港内では、ロビー内で寝泊まりできませんのでホテルの手配もする必要があります。
ライブの楽しい思い出が一気に嫌な思い出になるので、乗り遅れには気を付けてくださいね。
こちらも参考に!
過去、どのような順で退場できたのか
過去の規制退場はどのような順だったのでしょうか。
参考までに載せておきますが、公演ごとに会場の作りが違うので毎回同じではありません。
- スタンド席から退場
- アリーナの場合、後方席(バックステージ側)から退場
- アリーナ前方(メインステージ側)は最後
基本的にスタンド席から退場することが多く、一気に数ブロック呼び退場していきます。
誘導アナウンスの間隔は、3〜5分くらいです。
私はアリーナ席前方ブロックの花道付近に座ったことがありますが、呼ばれるのが最後の方でした。
18時開演で20時45分に終演、地下鉄に乗ったのが22時15分すぎでした。
私達のブロックが呼ばれるのに30分、外に出るまで20~30分、地下鉄まで歩いて乗車するまで30分です。
地下鉄に乗るまで、合計1時間半もかかりましたよ。
ちなみに友達はシャトルバスで新札幌まで行きましたが、同じ時間にドームを出たのに22時15分に連絡を取った時にはまもなく新札幌に着くと言ってました。
シャトルバスにも乗って帰ったことがありますが、地下鉄よりもスムーズ!
新モードで規制退場が緩和されるかも
札幌ドームは集客が出来ない会場とも言われています。
北海道の土地柄、約5万人の観客を集めるのは容易ではありません。
それだけの集客力をもつアーティストは限られてしまいます。
そこで札幌ドーム側は、2023年に場内を大黒幕で仕切る『新モード』を導入しました。
「新モード」では約2万人の収容人数になり、2024年3月のフェスで初めて使われました。
今後この新モードでライブをする場合は、規制退場が従来よりも緩和されると考えています。
まとめ:『札幌ドームの規制退場は厳しい!』
札幌ドーム開催のライブやコンサートで、規制退場が行われるときの状況などをご理解いただけましたか。
運営側も毎回試行錯誤をし対策をしているかとは思いますが、ドームの構造上規制退場がなくなることはないと思います。
札幌ドームのライブ後に予定を入れたりする場合は、十分に注意が必要です。
ただただ座って呼ばれるのを待つのみなので、最初はライブの余韻に浸りますが後半は疲れて口数が減ります。
地下鉄に乗る頃には、だいぶ疲れた表情をしています。
規制退場で待っている間にアーティストの音楽をかけるなど、待ち時間も楽しめる工夫をしてほしいですね。
今回ご紹介したのは、約5万人規模のライブをした際の規制退場です。
今後新モード導入で状況が変わるかもしれませんが、札幌ドーム(大和ハウス プレミストドーム)のライブに参戦される人は参考にしてくださいね。
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