家族で飛行機をする際、移動費は安くすませたいものですよね。
特に航空券代は、高くつくものです。
国内線の場合、3歳からは1席分座席の確保が必要です。
2歳までは親の膝の上に座れば飛行機代は無料です。(LCC除く)
子供の身体が小さめだから3歳だけど、2歳という事にして無料で飛行機に乗ろ~っと!
と、考えのそこのあなた。
そんなことは可能なのでしょうか。
バレることはないのでしょうか。
- なぜ3歳から運賃を支払う必要があるの?
- 不正することは可能か?(国内線、国際線の場合)
- なぜバレるのか
- バレたらどうなるの?
実際にグランドスタッフをしていた時、子供の運賃を誤魔化した人を何回か対応したことがあります。
そもそもなせバレてしまったのか、そしてバレた際の対応についても経験談をもとにお話します。
この記事では、幼児と乳児を以下のように区別しています。
- 幼児:ご搭乗日の年齢が生後8日~2歳のお子様
- 小児:ご搭乗日の年齢が3歳~11歳のお子様
子供の前で嘘をついたらダメだよね~!
なぜ3歳から運賃を支払う必要があるの?
まずはじめにお伝えしますが、
LCC(ピーチ、ジェットスター、スプリングジャパン)では、満2歳から運賃がかかります。
スプリングジャパンは、抱っこの赤ちゃんでも1500円と幼児運賃を支払う必要があります。
LCCに幼児連れで乗る際は、公式HPでよく確認して下さいね。
この記事では、JALやANA、FSC(地域密着型航空会社)の国内線に乗る場合のお話です。
なぜ2歳は抱っこOKで、3歳から座席を買わないといけないの?
これはもしもの事態が起こった際のことを想定した時に、子供を安全に守れるかどうかで考えています。
飛行機で子どもを親の膝の上で抱っこする場合、子供のシートベルトはつけません。
万が一緊急時になった場合、親が子供を抱きかかえてを守る姿勢をとります。
しかし3歳にもなると体格が大きくなり、抱きかかえて身を守る姿勢をとるのは難しくなってきます。
そのため、座席を確保してシートベルトを着用した方が安全なのです。
万が一飛行機が急降下した場合、ジェットコースター以上です。抱っこだとすっぽり手から離れてしまうことも…。
また2歳未満でも座席を確保したい場合は、航空券を購入すれば1人で座れます。
1歳半をすぎると動きたい欲が出てきて、抱っこ嫌だ~と泣き叫んでいる乳児を機内で見る場面があります。
私の子供も、乳児の時は抱っこで暴れて大変でした。
3歳になり自分の席が与えられるとご機嫌で座り、飛行機の旅も以前と比べてだいぶ快適になりました。
不正することは可能?
親は必死に子供の年齢を誤魔化そうとしますが、うっかり航空会社にバレてしまうことがあります。
そもそも不正を働くことは可能なのでしょうか?
国際線の場合
国際線の場合は、搭乗する際に必ずパスポートが必要となります。
そのため年齢をごまかすことは不可能です。
そもそも国際線の場合は、1歳からお金がかかりますからね~。
国際線は最悪の場合、出国できませんよ!
国内線の場合
国内線の場合、子供の年齢確認はしません。
そのため、3歳なのに2歳と偽って飛行機に乗ってもバレないことも。
しかし何かしらの理由で年齢確認をすることになり、3歳とバレてしまったケースもあります。
どんな時にバレてしまったのかご紹介していきます。
なぜバレたのか?
ここでは、国内線で年齢確認をし不正がバレたケースをご紹介します。
全て私がグランドスタッフとして働いていた空港で起こった実体験です。
ケース1:チェックインの時にバレる
チェックインに必要なクレジットカードやマイレージ、ETKTや確認番号などを忘れた場合、
本人確認をするため搭乗者の身分証明書の提示をお願いすることがあります。
その際に年齢が異なるとグランドスタッフに気づかれて、バレてしまう事もあります。
ケース2:会話にてバレる
3歳未満の小さなお子様連れの場合、一般搭乗よりも先に機内に入ることができます。
まれに機内の準備が整うまでゲート付近で待機してもらう事があるのですが、その時の子供との会話でばれてしまうことも!!
私もたまたま子供達と何気ない会話をしていました。
「僕はね、5歳!」
「みーちゃん(妹)はね、昨日で3歳になったの!だから旅行するんだよ~」
私も「え~そうなんだ~」と相槌しつつも、
「え?3歳になったの?」と思い、他の人に予約を確認してみるとやはり2歳のまま。
予約時は2歳だったと言い訳されました。
ケース3:ゲートに来るのが遅くてバレる
飛行機の出発が迫っていて残りはあと1家族待ち。
予約上は、父、母、6歳の女の子、2歳の女の子でした。
グランドスタッフが搭乗待合室内を懸命に探して、「見つけた!」と一報が入りました。
それと同時に2歳の女の子がどうみても大きくてしっかりしているように見えると言われ、ゲート担当者も年齢を確認することに。
2歳児を育てるママグランドスタッフから一報でした。
子供に「今何歳?」と確認したところ、元気よく「4歳!」と言われ…
不正が発覚!
なんと、4歳児を2歳と誤魔化そうとしていたのです。
さすがにそれは無理があるよね…
ケース4:機内にてバレる
機内サービスをした際に、年齢を誤魔化して搭乗していたことが発覚!
これも子供からの発言で発覚したそうです。
CAも乳児と幼児の数を把握しています。
体格が大きいな~と思ったら、何気なく年齢を聞く会話を盛り込んで話しかけることもありますよ。
子供との会話は「今、何歳?」からスタートすることが多いですよね!
バレたらどうなるの?
先ほど4つのケースをご紹介しましたが、「子供の発言」で親がついた嘘がバレることが大半です。
そして3歳なのに、2歳と偽った場合は
小児運賃を支払い1席分確保することになります!
機内で発覚した場合は、到着地空港で支払ってもらうよう引継ぎをされます。
しかも当日買える小児運賃になるので、割引運賃よりも高くつくことも‼
私も何回か不正を働いた親の対応をしたことがあります。
キレらたこともありますが、そこは毅然とした態度で接しました。
こちらとしては落ち度はありませんしね!
「来るときはバレなかったから、帰りも免除しろ!」
「子供がかわいそう、旅行が台無しだ」
などと言われたこともありますが、バレてしまった以上小児運賃を支払ってもらわなければご搭乗をお断りすることもできます。
万が一満席で子供の分の席を確保できない場合は、家族毎次便に振り替えたりすることもあります。
親であるあなたが、旅行を台無ししたんでしょ?
旅行の途中で3歳になる場合
国内線の場合は、往路は2歳で復路は3歳になっている場合は復路のみ航空券を購入する必要があります。
こちらのANAのツアーサイトでも、同様のことが書かれています。
尚国際線の場合は考え方が異なり、搭乗時の年齢を適応することがあります。
詳しくは予約する航空会社に確認を取ってください。
国際線は、往路1歳、復路2歳でも往復共1歳の運賃のままでOKな場合があります。
まとめ:『年齢を偽らず、正しい運賃で飛行機に乗りましょう』
家族で旅行をすると、お金がかかりますよね。
飛行機に搭乗する時、子供の年齢がバレないかヒヤヒヤして乗るよりも、子供の安全を考えて乗った方が旅行も楽しむことができるのではないでしょうか?
- 子供の安全を考えて3歳以上は座席を確保する必要がある
- 予約時の年齢ではなく、搭乗時の年齢で購入する
- 国内線では年齢確認を行っていない
- 年齢を偽っていることがバレるのは、ほとんど子供の発言が多い
- バレた場合は、小児運賃を支払って座席を確保しないと搭乗出来ない
子供の安全を守れるのは親であるあなたです。
飛行機の航空券は早く買えば安く購入出来ますし、マイルやソラハピなど格安航空券一覧サイトを活用したら安く購入できる航空会社が一発で見つかりますよ!
親にも快適な空の旅をして欲しいから、3歳になったら小児運賃を購入してくださいね!
子供との飛行機体験記はこちら