旅行は新たな冒険の始まりです。
特に新たな国や文化を探求する海外旅行は、人生の中での特別な思い出になるでしょう。
しかし素敵な思い出にするためには、持ち物の準備の他にも計画と時間配分についてよく考えて行動する必要があります。
その中でも、最も初歩的でよくある質問が
『国際線に乗る場合、空港には何時間前に到着するべきか』です。
- 国際線の飛行機に乗る場合、何時間前に来たらいいのか?
- 主な航空会社のチェックインカウンターはいつから開くのか?
- 地方空港の国内線から乗り継ぎして国際線に乗る場合は?
国内線とは違い、国際線は確認事項が多かったりと飛行機を乗るまでに時間を要します。
特に旅慣れていない人は、余裕を持った行動が必要です。
乗り遅れてしまったら大変なので、この記事を参考に空港に着く時間を検討してみて下さい。
空港で10年以上勤務していた筆者が、経験談も踏まえてお伝えしています!
国際線の飛行機に乗る場合、何時間前に来たらいい?
まず結論ですが、
国際線の飛行機に乗る場合、出発時刻の3時間前までに空港に着いたら安心です。
特に海外旅行に慣れてない人は、3時間前には空港に到着するようにしましょう。
また夏休みやお正月、連休の時など混雑が予想される日も3時間前に到着していると良いでしょう。
でも『混雑もしていない時に、早く空港に着いて出発まで何するの?』って思いますよね。
正直に言うと、国際線の手続きだけならそんなに早く来る必要はありません。
空港に来てから国際線の手続き以外の事をする予定がある場合は、3時間前の来港を推奨しています。
(例)搭乗手続き以外に空港でやること
- 外貨に両替をする
- 旅行保険に加入する
- 免税店で買い物をする
- シャワーを浴びる
- ラウンジを利用する
空港でチェックイン以外に何もしない人は、2時間前に空港に来たらちょうと良いかと思います。
旅行会社を通している場合、空港でツアーデスクに寄る必要がありますよね。
待ち合わせ時間の指定があると思いますが、だいたい出発時刻の2時間前に指定されていることが多いですよ。
1時間前の来港だと、普通だったら間に合いません。
預ける荷物がなく、かつWEBチェックインをしている人なら、ギリギリ間に合う時間帯です。
つまり慣れていないなら、2~3時間前に空港に着こう!
国際線のカウンターオープンとクローズの時刻は?
国際線の搭乗開始時刻は、航空会社と空港ごとに異なります。
一般的には出発時刻の3時間前にカウンターがオープンすることが多いです。
ですが、日本発→海外でJALやANAを利用する場合、朝から最終便までの手続きが可能です。
しかし海外発→日本でJALやANAを利用する場合、チェックイン開始は出発時刻の3時間前の場合が多いです。
つまりあまりにも早く空港に到着しても、チェックインが出来ないことがあります。
またチェックインの締め切り時刻は、出発時刻の1時間前の航空会社が多いです。
その後保安検査と出国手続きを済ませて、搭乗口には30分前までに行く必要があります。
出発時刻の10分前までに搭乗口にいない場合は、飛行機に乗れません。
海外の航空会社の一部では90分前にカウンターを締め切ることもあるので注意!
2~3時間前に空港に到着してチェックインしたら間に合うよ!
参考資料
- JAL→国際線の各空港カウンター営業時間について
- ANA→各国際空港チェックインカウンター営業時間一覧
- Peach→空港ガイド
- ZIPAIR→Q&Aチェックインカウンターは何時間前からオープン
- ジェットスター→空港での各種お手続きの開始・締切時刻について
- ハワイアン航空→チェックインについて
- シンガポール航空→空港でのチェックイン
国際線の搭乗の流れ
国際線におけるチェックインの流れについてまとめました。
渡航書類を確認したり出国手続きがあったりと、国内線よりも時間がかかる手続きが多いです。
チェックイン
国際線のチェックインは、今はWEBチェックインが主流です。
通常、出発の24時間から48時間前にWEBチェックインを開始します。
自宅やオフィスからインターネットを通じてチェックインするサービスで、チェックインが完了すると旅行者は搭乗券を印刷したり、スマートフォンに保存したりすることができます。
カウンターで手続きするよりも早めに席を選べたりと、とても便利なサービスですがVISAなどの関係WEBチェックインが出来ない人もいます。
また預ける荷物がなければそのまま保安検査場に行けるので、1時間前に空港に到着したとしても飛行機に間に合います。
手荷物を預け
預ける手荷物がある場合は、空港のカウンターに立ち寄る必要があります。
国際線になると1人1個のキャリーケースを持参するケースが多いので、ここで大きな時間ロスが発生することも。
特に海外から来た団体が目の前に並んでいたら…かなり待つことを覚悟してくださいね。
保安検査
国際線の保安検査は、国内線よりも厳しいです。
特に、液体物の持ち込みが制限されているため保安検査場も時間帯によっては混雑することも。
免税店などは保安検査後にあるので、チェックインが終わったら早めに保安検査に行くのがいいですね。
出国手続き
保安検査が終わったら、そのまま出国手続きの列に並びます。
当然ながら保安検査場が混んでいれば、出国手続きのカウンターも混雑します。
今は自動化ゲートがある国際空港も増えたので、少しは混雑緩和されつつあるとは思いますよ。
何もやましいことがないのに、なぜかとても緊張する!
搭乗ゲート通過
搭乗開始はだいたい出発時刻の30~40分前です。
国際線の場合、パスポートチェックなど通過時に確認事項があります。
そして出発時刻の10分前までにいない場合は、飛行機に乗れないこともあるのでご注意を!
地方空港の国内線から乗り継ぎして国際線に乗る場合は?
地方に住んでいる場合、国際線が飛ぶ空港まで飛行機で移動することがありますよね。
例)鹿児島→羽田→ホノルル(全てJALで予約)
この場合も、3時間前に空港に来た方がいいのでしょうか…?
答えはNO!です。
あ、別に3時間前に来てもいいんですよ。
でもそんなに早く来なくてもいいよ~と言うのが正直な感想です。
この例の場合、最初の鹿児島→羽田は国内線を利用することになるので、遅くても出発の30分前には手続きを済ませて20分前までには保安検査を通過する必要があります。
同じ航空会社やアライアンスで国際線に乗り継ぐ場合、国内空港(例だと鹿児島空港)で国際線の分(例だとホノルル)まで搭乗手続きが可能です。
しかし小さな地方空港の係員は国際線の手続きに不慣れな人も多く、時間がかかることもあります。
個人的には、1時間~1時間半前に空港に来たらいいかと思います。
朝一のカウンターは混雑している
朝の国際線乗り継ぎカウンターは、大混雑することが多いです。
特に新千歳、伊丹、福岡、那覇空港の朝一のカウンターはカオスです。
羽田行き、成田行きなど行き先別に分かれていないので、お客様が列から溢れることも。
コロナで以前よりも観光客が減りましたが、それでも連休の時はかなり並びます。
朝の便で国際空港に向かう場合は、混雑を覚悟の上早めに来港してくださいね。
まとめ:『国際線に乗るなら、2~3時間前に空港に着けば安心』
私は国際線の場合、2時間前に到着し手続きをしたあとは免税店を楽しんでいます。
仁川空港など広すぎる場合は、3時間前に行くこともありましたね。
シチュエーション別空港到着時間
- 不慣れな人や混雑日に利用する場合→3時間前
- 定番の時間→2時間前
- WEBチェックイン済みで手荷物無し→1時間半前
空港に早く来ることは悪い事ではありません。
空港に早く来たおかげで、パスポートを忘れたとしても取りにいけたり、家族が届けてくれる時間があったりします。
ESTAの申請を漏れていても、その場申請して飛行機に間に合ったケースもあります。
(寝坊した上に彼氏がパスポートを忘れたカップルに出くわしたこともあるけどね。当然乗れなかった…)
航空会社の国際線チェックイン締め切り時間は60分前なので、乗り遅れないよう時間に余裕を持って行動してくださいね。
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