飛行機に乗る時、大きなスーツケースは貨物室に預けることになります。
そして到着地で預けた荷物を受け取ることになりますが、同じような色や形状の荷物がたくさん流れてきます。
一瞬でどれが自分の荷物なのか、見分けるのは困難です。
また海外旅行の場合、荷物を待っている間はロストバゲージしていないかドキドキする瞬間でもありますよね。
そんな預ける手荷物に、ネームタグをつけるべきか悩んでいる人もいるかと思います。
- スーツケースにネームタグは必要か?
- ネームタグには何を記載したらいいのか
- おすすめのネームタグ
あのネームタグって、本当に付けた方が良いのでしょうか?
スーツケースに付けるとしたら、どのような内容を書けばよいのでしょうか?
航空会社で長年勤務経験がある筆者が、この疑問にお答えします。
CAのフライトバックには、ネームタグがついているよ!
スーツケースにネームタグって必要?
飛行機のスーツケースにネームタグを付けることは推奨されますが、必須ではありません。
しかし、スーツケースが紛失した場合や誤って他人と取り違えられた場合に、ネームタグがあれば所有者を特定するのに役立ちます。
また、航空会社が紛失した荷物を追跡する際にも、ネームタグがあれば迅速な解決が期待できます。
特にこれから海外旅行をする人には、スーツケースにネームタグがあった方が良いです。
どこにつけたらいい?
取り付け場所は、スーツケースの外側の取手か無難です。
ハンドル部分やファスナータグ部分についていることが多いです。
スーツケースに固定されたリングやループがある場合、そこにネームタグを取り付けることもできます。
外側につけると取れたり汚れが心配な場合、スーツケースの中に付けるのも悪くありません。
しかし万が一ロストバゲージになった時に、外側にネームタグがないと時間を要することがあります。
ネームタグに書く内容は?
多くのネームタグには、名前とアドレスの記載があります。
紛失した時のことを考え、名前と連絡先を書いておきましょう。
- 名前::スーツケースの所有者のフルネームを英語で書きます。
これにより、紛失した場合や誤って取り違えた場合でも、荷物の所有者を特定するのに役立ちます。 - 連絡先情報::電話番号やメールアドレスなど、荷物の所有者と連絡が取れる情報を書きます。特に紛失した場合に航空会社や空港などから連絡が入る可能性があるため、確実な情報を書くことが重要です。
記入例
- 名前: Taro Sorano
- 電話番号: +81-90-1234-7890
- メールアドレス: example@example.com
ネームタグをつける理由は、海外でのロストバゲージ対策です。
海外旅行の場合、全てアルファベットでの記入が望ましいです。
また電話番号を書く場合は、日本の国番号(+81)を頭につけて、頭の0を取った番号を書いてください。
個人情報漏洩をさほど気にしない人は、電話番号とメールアドレスの両方を記入しても良いですが、
どちらかで構いません。
語学が不得意な人は電話よりもメールの方が翻訳しながら確認できるので、良いですね。
住所は不要
アドレスとなると自身の住所を思い浮かべますが、住所は書かなくて大丈夫です。
滞在先のホテルの住所を書く人もいますが、それも不要です。
そもそもロストバゲージになった時に、書類を書きます。
その際に、滞在先の住所などを記入することになります。
荷物が見つかり次第、その書類に書いてあるホテルに送るかどうするかを連絡します。
連絡が取れる手段があれば、他の情報はいりません。
便名があればわかりやすい
ロストバゲージになる1つの理由として、
『空港の手荷物カウンターでタグを発行しスーツケースにつけたが、搬送途中取れてしまい所有者が不明で飛行機に搭載できない』ということがあります。
空港で発行する手荷物タグには日付と便名の記載があるので、それがない場合どこの航空会社を利用した人なのかわからなくなります。
その為ネームタグに搭乗日と便名の記載があると、スーツケースの持ち主の特定が早くなります。
日付と便名の記入は必須ではありませんが、豆知識として頭の片隅に入れておいてください。
古い情報だと探せないから、気を付けてね。
どんなネームタグを選べばいい?
ネームタグを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮すると良いでしょう。
- 耐久性
- デザイン
- 値段
- 取り付け方法
耐久性
長距離の旅行や頻繁な使用に耐える耐久性のある素材を選ぶことが重要です。
しっかりとした素材で作られたタグを選ぶと、スーツケースが荷物を運ぶ間に受ける様々な衝撃や摩擦に耐えることができます。
デザイン
スーツケースが荷物として積み込まれる際に、他の類似したスーツケースと間違えられる可能性があります
目立つ色やデザインのネームタグを選ぶことで、自身のスーツケースを簡単に識別できます。
名刺が入る大きさ
値段
ネームタグはカバンの外側につけるものなので、汚れたり紛失することもあります。
高級なものだと紛失時にショックを受けるので、安価なものを選ぶのが良いかと思います。
探せば2枚、3枚セットで売られている商品も多いですよ。
取り付け方法
ネームタグをスーツケースに取り付ける方法も重要です。
しっかりと固定されていて、簡単に外れないタイプのネームタグを選ぶことが望ましいです。
特に、吊り下げ部分がチェーンや紐だと取れやすいので注意が必要です。
忘れた時は
一部の航空会社では、紙のネームタグを配布しています。
ペラペラの紙なので耐久性はありませんが、とりあえずつけて置きたい場合はネームタグがあるかどうか確認してみてください。
まとめ:『海外旅行をするなら、スーツケースにネームタグをつけよう!』
私は海外旅行に行く際、必ずキャリーケースにネームタグをつけていました。
国内線の場合は、伊東屋の名前入りタグを目印代わりにつけていました。
ネームタグは海外旅行をする際はあった方が良いと思いますが、悪用した犯罪もゼロではありません。
名前を確認し親しみを込めて寄ってくる、ホテルまでつきまとわれるなどの話も聞きます。
被害に合わないためにも個人情報が保護できるネームタグを選んだり、必要最小限の情報のみを記載するなどの対策をしましょう。
また手荷物を紛失するのは、飛行機だけではありません。
空港までの連絡バスで取り間違えたり、電車の荷物置き場で間違えたりすることもあります。
空港で働いていた頃、荷物を取り間違えたお客様をたくさん対応してきました。
ネームタグがついていたことで、すぐに入電できスムーズに解決したこともあります。
スーツケースにネームタグは必須ではありませんが、あればいざという時に頼りになる存在です。
是非、お気に入りのネームタグを見つけて旅先でのトラブル回避ができますように!
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