飛行機にドレスコードはあるのでしょうか?
今回は『飛行機での服装』について質問を頂きましたので、まとめてみました。
頂いた質問はこちらです。
今度国際線に乗ります。飛行機に乗る時、足元はサンダルでも良いのでしょうか?
そうですよね、飛行機に乗る際どんな靴を履いているのか気になりますよね。
- 飛行機に乗る際、サンダルでもいいの?
- サンダルで乗る際の注意点
- 飛行機に乗るのにドレスコードはあるの?
素朴な疑問だけど誰に聞いていいかわからない…そんな飛行機にまつわるお悩みを解決いたします。
国内航空会社で働いていたので、
空港や飛行機については詳しいよ!
早速行ってみよ~!
飛行機に乗る際、サンダルでもいいのか
では早速結論から行きましょう!
日本の航空会社は飛行機に乗る際、サンダルを履いていてもOKです。
ま~ったく問題ありません。
国内、国際線共にサンダルを履いて飛行機に搭乗可能です。
夏の沖縄線は、ビーチサンダルで飛行機に乗っている人もいます。
出発前からビーチサンダルを履いて浮かれてるな…と周りの乗客から思われるかもしれませんが、
履物に関する規定はないのでご安心を!
スリッパをもらえることも
国内線の上級クラスや、国際線のビジネスクラス以上になると機内でスリッパをもらえます。
サンダルで搭乗しなくても、機内でスリッパに履き替えて過ごすことも可能です。
詳しくは、「機内でスリッパはもらえるの?」の記事にまとめています。
サンダル禁止の人も
航空会社やそのグループ会社は、社員割引を適応して飛行機に安く乗ることができます。
しかし社員割引のため、服装の規則を設けています。
ビーチサンダルや過剰に肌を露出しすぎる服装などでは、飛行機に乗れません。
プライベートとはいえ、社員割引です。
親も社員割引を利用するときは、服装にも気を付けるよう伝えていました。
年齢的にも、肌を出す格好はしないから
普段通りの服装で問題なかったよ♪
ビーチサンダルがダメな海外の航空会社もある
海外の航空会社では日本とは異なり、服装の規則を設けている場合があります。
肌を露出する服装を禁止していたり、ビーチサンダルでの搭乗をNGとする会社も存在します。
最悪は飛行機に搭乗できないこともあるので、服装には気を遣ってくださいね。
長時間フライトだと、どうしても機内で靴を脱いでゆっくりしたいものです。
その場合は、靴で搭乗して機内でサンダルに履きかえるなどして対応しましょう。
サンダルよりも靴がおすすめ
緊急時の事を考えると、サンダルよりもしっかりとした靴を履いて飛行機に搭乗するのが1番安心です。
緊急脱出時はヒール靴のまま逃げれませんし、サンダルは抜けやすく踏まれる恐れもあります。
サンダルで乗ることも可能ですが、足元にこだわりがない人はスニーカーなど履きなれた靴で乗るのがおすすめです。
サンダルで乗る際の注意点
サンダルで乗るのは問題ありませんが、一応注意点をお伝えします。
最悪な場合、飛行機に搭乗できないこともありますよ。
保安検査を通過時は注意
国内線はあまりないですが、国際線に乗る場合に厚底のサンダルが検査の対象になる場合があります。
特に海外空港では、厚底のサンダルの中に怪しいものを隠してないかチェックするために脱がされます。
その国によってサンダルを脱ぐ脱がないは異なります。
保安検査にいる人の指示に従ってくださいね。
一方でアメリカやイギリスなどの一部の空港では、全ての人が靴を脱いで保安検査を受けてます。
日本の場合は靴を脱いでも、スリッパを貸してくれるよ
海外はスリッパなんて貸してくれないよね!
足の臭いに注意
サンダルは気軽に脱ぐことができます。機内でサンダルを脱いで座っている人を見たことがありませんか?
機内で隣に座った人が裸足で座って、さらに臭ってきたら地獄ですよね。
サンダルを脱いだ足から異臭がする事もありますので、きちんとケアをしてから搭乗してくださいね。
そしてあまりにも異臭が激しい場合、飛行機の搭乗をお断りしています。
足の臭いだけだと基本的にお断りすることはありませんが、全身から漂う異臭は空港の責任者が飛行機の搭乗を断ることができます。
周りのお客様が迷惑になりますからね。
しかし異臭の理由が病気の場合もあるので、全てのお客様をお断りするわけではありません。
時と場合によっては、機内の席をアレンジしたり周りの席を遣えないようにして搭乗してもらうこともあります。
飛行機は狭い空間です。
臭いには注意せよ!
寒さに注意
機内は冷房が効きすぎていることもあるので、足が冷えることもあります。
特にアメリカ系の航空会社は、日本人にとっては機内の冷房が強いと感じることも。
そういえば11月の千歳線で外気温が10度以下にもかかわらず、いつも通りサンダルで飛行機に乗ったアイドルがいましたね。(Snow manの人)
北海道に着いた時、移動は車だとしてもその寒さにびっくりしたと思います。
雪が降ってなくてよかったですよね!
サンダルでも問題ないとはいえ、到着地の気温を考えてね。
そのアイドルが履いていたと言われているのサンダル
飛行機に乗るときに、ドレスコードはあるの?
そもそも飛行機に乗る時のドレスコードはあるのでしょうか?
特に国際線のファーストクラスとビジネスクラスに乗る時は、服装も気を付けた方がいいと言われていますね。
でも実際には、日本の航空会社は服装の規則はありません。
不快感を与える服装でなければ、問題ないです。
では不快感を与える服装とはどんなものを指すのでしょう。
- 着ぐるみを着ている、被り物をつけている
- 不快感を与える画像や差別用語、品のない言葉がプリントされた服を着ている
- 肌の露出が激しい(水着姿のままなど)
- 誰が見てもパジャマと思う服装(患者として医師と同伴して搭乗する場合は除く)
最初から搭乗を拒否するのではなく、上から羽織れるものがあるのか、またはその服を脱ぐことができるかなどお客様と話し合いをします。
それでも無理なら、グランドスタッフの責任者と当該機のCAやキャプテンと協議をして搭乗の可否を決める場合もあります。
飛行機は公共の乗り物だからね。
運送約款に記載されている場合があり、
航空会社側も拒否する権利はあるのよ。
ファーストクラスやビジネスクラスに乗る場合
実際にファーストクラスやビジネスクラスに乗る人のチェックインをしてきましたが、スウェットの人もいますしスーツの人もいますし服装は様々です。
機内でパジャマやスリッパを提供している航空会社も多いので、搭乗時の服装は常識の範囲内で好きな恰好でいいと思います。
それよりもマナーが大切です。
エコノミークラスとは違うのです。
狭い空間を他のお客様と長時間共有します。
高いお金を払ってファーストクラスやビジネスクラスに乗るのです。
機内で大声で話したり泥酔してしまうなど、CAや他のお客様の迷惑になる行為をしないように注意してくださいね。
ファーストクラスに乗る人は、マナーが良い人ばかりよ。
無償アップグレードするときは服装をみることも
エコノミークラスがオーバーブッキングで、ビジネスクラスに無償でアップグレードする事があります。
選定基準は、ステータスや同行者の有無、購入した運賃種別などですが、チェックイン時や荷物を預かる時にお客様の服装と態度も見ています。
せっかく無償アップグレードの対象になったのにもかかわらず、ラフすぎる服装や横柄な態度をするお客様の場合はアップグレードの対象から外していますよ。
まとめ:『国内の航空会社は服装の規則はない』
正直、空港で働くグランドスタッフはお客様の服装を隅から隅までなんて見てません。
あまりにも目を引く服装は、あれ?と思い、お声掛けをし最悪の場合は搭乗をお断りすることもありますけどね。
飛行機に乗る際は、常識の範囲内で好きな格好で乗っても大丈夫です。
サンダルで乗ってもOK、スウェットで乗ってもOKです。
ただし海外の航空会社は、日本の航空会社に比べたら服装が厳しくビーチサンダルがNGの場合もあるのでご注意を。
飛行機は公共の乗り物です。
マナーを守った服装と態度を心掛けてくださいね。
服装で搭乗を断った経験はありますか?
あるよ!病院の白いパジャマで飛行機に乗りたいと言った人を断った経験がある。服装だけでなくその人の言動も含め総合的に考えた結果、搭乗をお断りしたよ。